1969-07-23 第61回国会 衆議院 農林水産委員会 第50号
戦後の農地改革によりまして、日本農業の生産力はかなり高まり、農村の民主化も進んだのでありますが、しかし、この農地改革も山林開放に手をつけず、山村における山林所有の形態をそのまま取り残すことによりまして、山村の封建性は温存され、旧態依然たる山村の支配関係が今日に至るまで持続されてきていることは、私どももよく承知しているところであります。
戦後の農地改革によりまして、日本農業の生産力はかなり高まり、農村の民主化も進んだのでありますが、しかし、この農地改革も山林開放に手をつけず、山村における山林所有の形態をそのまま取り残すことによりまして、山村の封建性は温存され、旧態依然たる山村の支配関係が今日に至るまで持続されてきていることは、私どももよく承知しているところであります。
山林開放をせずに農地だけ解放したのは片手落ちじゃないかということもあったわけでございますが、そういう点に対する旧地主の不平不満もあったかと思います。そういうことを考えますと、今回の被買収者に対する報償によりまして、さらに他の犠牲者に対しても報償とか補償を国がやらなくちゃならぬというようなことになってきますと、これからの政治の面でかえっていろいろな困難が大きくなるのではないか。
この問題はどうですか、三先生ともひとつお答えを願いたいのですが、農地開放と山林開放――山林の開放については国有林の開放というものがひそんでくるのでございますが、あわせて農地開放に非常に重大な関係を持つのでございますが、山林の所有者は依然として広範な地域を持って、その立ち木によって大所得を得ている。
○中村参考人 山林開放は当時問題になっておりましたのですが、なされなかった。そこに旧地主の平等じゃなかったという不平不満があるのじゃないかと思いますが、今日の日本の農業の近代化からすれば、やはり山林も開放すべきではないかと思います。ことにいま問題になっている国有林の開放はすみやかにやるべきじゃないか、そういう手だてを進めていただきたい、私としてはそういう希望を持っております。
第一次農地開放、第二次農地開放、第三次山林開放、こういう問題をスローガンにしてお互いが国民に訴えたこともあるわけでありますから、そういう事情はもう十分知っておられたはずであります。第一次農地開放をやった結果、この問題が一体どういうところでもって終局になるのか。
いまでも東南アジアの諸国では、部族諸候やいわゆる大地主というものが牢固として根を張っているところに、民主化が行なわれない、こういうことですから、私は当時第一次農地開放、第二次農地開放の芽も出そうだ、第三次山林開放もあるといって、あの選挙のスローガンを掲げてお互いに議論し合った当時を振り返って今日を考えれば、いわゆる農地開放によって今日の基盤をつくったということは、これは言えると思いますし、その開放をされた
こういう性格でありますから、山の問題については、山林開放、山林開放と言っても、個々ばらばらに開放するということは、いずれの政党であろうと断じて許せない問題であって、あくまでも山林政策としては、保守政党であろうとわれわれの政党であろうと、山林の持つ特殊な性格を十分踏んまえてやっていかなければならぬと思うのです。
したがって、山村対策としてもいろいろ問題がありましょうが、ここで聞きたいのは、私ども従来から山林開放なり国有林の開放を主張してまいりましたが、いままでの政府はこれに対して何ら具体的に解決の方策をとらなかった。しかし、これ以上山村を放置すると、いまから調査をなさったとしても、なかなか容易でないと思う。
かりにこの人たちが共同して、それならば酪農をやりたい、こういうことを言っても、その自分らの生息している周囲の大部分というものは、大地主によって所有されて、山林開放どころの話でない。新しいところの山林行政に基づいて、逆に大地主の方は植林をする。
御承知のように、林野開発、山林開放といいましても、農地法で未墾地を買収したり売り渡ししたりするというようなこともうたってありますから、それもしなければならぬが、どちらかというと、つまり未墾地の買収、売り渡しはこれは農地法でもかまわぬけれども、しかし未墾地を開墾して田畑にするということは、これは土地改良事業であります。そうしてその土地改良事業には非常に金がかかります。
第四七五号) 日高種畜牧場用地の一部開放に関する請願(上 林與市郎君外六名紹介)(第四二〇号) 食糧管理法等の一部改正に関する請願(松浦周 太郎君紹介)(第四四二号) 農業委員会補助金増額に関する請願(田中武夫 君紹介)(第四四三号) 宝塚市元競馬場用地に関する請願(山口丈太郎 君紹介)(第四四四号) 宮古港に植物防疫機関設置の請願(鈴木善幸君 紹介)(第四七三号) 土浦市等の山林開放反対
農民に対しても、昨年九月、淡路島湊町における山林管理組合の多数農民の逮捕、十月には山梨県曙村において、警察が警防団を唆かした結果、山林開放の団体交渉の帰途、一農民が撲殺された事件など、現在の警察は、明かに一部特権階級の警察と化しております、メーデーの不法発砲事件は、最近の公判廷で検事が発言に窮しているのでも明かなごとく、全く警察の意識的挑発であつたのであります。
われわれは、山林開放を叫ぶ立場よりしまして、この法律の十分なる運営を考えておるわけであります。
山林開放が行われることをこばむ諸君は、結局それによつて日本の治水、治山が危ぶまれるということを言つておつたわけですが、事実上は、最近におけるパルプ資本の奥地に対する侵入が、まつたく日本の森林資源の枯渇となり、従つて治山治水というものに対して大きな影響を與えているのでありまして、もし治山治水を考えるならば、あのパルプ資本のめちやくちやな濫伐こそ、私は制限すべきであると考える。
第三三五 号) 三九 同 (第三三六号) 四〇 養と(兎)振興策に関する陳情書 (第三三七号) 四一 単作地帶農業振興に関する陳情書 (第三三九号) 四二 農業委員会法案反対の陳情書外一件 (第三四一号) 四三 農業委員会法案に関する陳情書外二件 (第三五一号) 四四 農業協同組合の育成強化に関する陳情書 (第三六二 号) 四五 国有林並びに不在地主所有山林開放
しかるに、日本の歴代政府は、全国の農民及び山林労働者の山林開放の要求を無視いたしまして、山林地主の擁護に汲々として今日に至つたのであります。本法案は、これを裏づけるものでありまして、官僚統制のもとに大山林所有者の保護育成を意図するものであることは明らかであります。
委員長報告) 第二二三 うさぎ毛皮の産業振興等に関する陳情(委員長報告) 第二二四 宍道湖西岸土地改良事業施行に関する陳情(委員長報告) 第二二五 牧野改良事業費国旗補助に関する陳情(委員長報告) 第二二六 森林法改正に関する陳情(委員長報告) 第二二七 單作地帯農業振興に関する陳情(委員長報告) 第二二八 農業協同組合振興に関する陳情(委員長報告) 第二二九 国有林および不在地主所有山林開放
同月十五日 国有林並びに不在地主所有山林開放に関する陳 情書 (第三七九号) 食糧増産興農運動事務費国庫補助に関する陳情 書 (第三八七号) 肥料及び飼料対策等に関する陳情書 (第三九〇号) 農業委員会法制定反対の陳情書 (第四〇八号) 同 (第四〇九号) 農林漁業長期融資法案に関する陳情書 (第四一六号) 林野開墾に関する陳情書 (第四二八号) を本委員会に送付された
また山林等のお話もございましたが、山林は戰争中に、戦争用材として出したものに非常に基因をいたしておりますが、それにも増して一番不安を抱かしたのは山林開放の問題であります。すなわち山林についての改革とでも申しましようか、第三次農地改革とでも申しましようか、そういつたかけ声で非常に荒されておることも事実であります。また山林の相続税等についても非常な障害になつておるのであります。
もしこれをこのまま放任しておきますと、今申しましたように、いわゆる一部に傳えられております山林開放という声におびえて、若木をどんどん伐つていく。これは一方においては造林計画をすると言いながら、一方においてはかようにあまり木材として摘しないものでもこれを伐つていく。この弊害を何とか防ぐ方法はないでしようか。
○北村一男君 そのために今山林開放というものはしないという政府の言明がありましたので、山林獲得運動にこれが運用されているという傾向が地方に多いのであります。
しかしながら地方に参りますと、あまりに本省からの指令に忠実な結果、地方の実情を無視いたしまして、むやみに森林を開墾をしろという要求をいたします結果、せつかくの良田が山林開放の結果水源地を失いまして、水源枯渇の結果は耕作のできない土地となつてしまう。また採草地がなくなつてしまう、あるいは薪炭林がなくなつてしまうために、土着の農民と入植者との間に非常なる争いが起きておる。